初期研修カリキュラム
社会の高齢化に伴い、2020年における世界の死因の第3位が慢性閉塞性肺疾患、4位が肺炎、5位が肺癌、7位が結核と推測されています。一方で、呼吸器専門医の数は極めて少なく、呼吸器内科の社会的ニーズは益々高くなっています。
初期研修においては指導医及び後期研修医の指導監督の元、多様な呼吸器症例を受け持ちながら、胸部X線、CT、血液ガス分析や肺機能検査の解釈の基礎を学べます。また、間質性肺炎及び慢性閉塞性橋疾患に伴う呼吸不全患者や高血圧・糖尿病などの合併症を持つ患者さんを数多く扱うため、全身管理も身に付けることができます。また、より専門的な呼吸器疾患を学びたいという方には選択科目で関連病院での専門的な研修も対応しております。
呼吸器内科を専門とする予定のない先生も、初期研修中に呼吸器内科診療を経験しておくのは、将来的に非常に役に立つものと思われます。また、見学・実習を希望される学生の皆さんも随時受け入れています。
いずれの場合も、限られた研修・実習期間の中で、基本的な事項から比較的高度な手技まで、できる限り実際に体験していただくため、スタッフ一同サポート致します。
卒後臨床研修プログラムで呼吸器内科を選択するには
附属病院呼吸器内科での初期研修は、筑波大学附属病院臨床教育センターの研修プログラムに従って選択可能です(附属病院初期臨床研修プログラムはこちら)。