外来受診のご案内

診療科の特徴

 筑波大学に併設された当科の使命は、診療・教育・研究の 3 本柱を充実、発展させることだと考えています。その中でも最も重要なのは診療であり、患者さんと十分にコミュニケーションを図りながら、科学的根拠に基づいた医療を行うように心掛けています。特定の医師の判断で治療方針を決定するのではなく、チーム全体で情報を共有し、真摯な議論の中で方向性を決め、良質な医療を提供する体制をとっています。また教育機関として、次世代を担う医師の卒前・卒後教育を行うとともに、医師会向けの学術講演会や一般市民向けの公開講座を通じて最新の医療情報を地域へ発信する努力を続けています。一方、既存の医療のみを漫然と行うのでは医療の進歩は望めないとも考えています。研究機関として、新規治療法の開発を目指した臨床研究に力を注ぎ、医薬品の治験や陽子線治療などの先進医療にも積極的に参加しています。これからも呼吸器内科一同、さらなる医療レベルの向上に向けて情熱を持って日々前進していきたいと考えておりますので、御支援を賜りますようお願い申し上げます。



対象疾患

 肺がん、胸膜中皮種、喘息、慢性閉塞性肺疾患、気管支拡張症、間質性肺炎、好酸球性肺炎、過敏性肺炎、サルコイドーシス、じん肺、肺動静脈瘻、肺胞蛋白症、リンパ脈管筋腫症、肺感染症、睡眠時無呼吸症候群 等



先進医療等への取り組み

■陽子線治療

適応症:非小細胞肺がん

 手術不能で根治的胸部放射線療法が可能なII~III期の患者さんについて、放射線腫瘍科と連携し、陽子線を利用した化学放射線療法を行っています。なお、肺がんに対する陽子線治療費(297万 4 千円)は保険適応外のため、原則として全額が患者さんの自己負担となります。陽子線治療以外の医療費(診察・検査・処置・投薬・入院費など)については公的医療保険が適用されるので、一部自己負担( 3 割など)となります。関心をお持ちの患者さんがいらっしゃいましたら、医療連携患者相談センター(029-853-3727)を通じて初診予約をとっていただき、診療情報提供書、画像、検査データなどを添えて御紹介ください。非小細胞肺がんの患者さん全員が対象となるわけではありませんので、肺がん専門医が適応について御相談させていただきます。

■臨床研究

・肺非結核性抗酸菌症患者の治療時における宿主免疫応答に関する研究
・重症好酸球性喘息において生物学的製剤がエピゲノムに与える影響に関する研究
・慢性気道感染症の気道における遺伝子発現プロファイリング
・網羅的発現変動遺伝子解析を用いた、難治性喘息患者において、生物学的製剤投与時の好酸球の活性化状況を探索する研究
・アミカシンリポソーム吸入懸濁液の実臨床下での有効性に関する検討
・全血液細胞の網羅的発現変動遺伝子解析を用いた、難治性喘息患者において、ヒト化抗TSLP抗体(Tezepelumab)の治療効果を予測するバイオマーカの探索
・免疫関連性肺障害に対するプレドニゾロン療法の有効性と安全性を検討する第II相試験

受診についての詳細は>>こちらをご参照下さい。
(新しいウインドウで、筑波大学附属病院のホームページが開きます。)

診療曜日

  9:00-12:00 13:00-17:00
谷田貝 洋介
大島 央之※第1・3
睡眠呼吸障害外来(小川)
 
森島 祐子、小川 良子 吉田 和史
塩澤 利博、松山 政史
睡眠呼吸障害外来(森島)
塩澤 利博
際本 拓未、増子 裕典
外来化学療法専門外来(中澤、塩澤)
外来化学療法専門外来(中澤、塩澤)
檜澤 伸之、中澤 健介  

検査予定

  9:00-12:00 13:00-17:00
   
   
   
  気管支内視鏡検査:小川 良子、増子 裕典、吉田 和史
  気管支内視鏡検査:際本 拓未、松山 政史、中澤 健介、塩澤 利博

 

外来担当予定表 》こちらからご確認ください。

※休診:(休)、午後のみ診察:(後)、Dr.指定患者のみ診察:(指)、初診のみ診察:(初)

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